栄ビジネスイングリッシュマガジン  »  昇進に求められる英語力と仕事に役立つ学び方

昇進に求められる英語力と仕事に役立つ学び方

昇進後の役割では、海外拠点との連絡や英語資料の確認など、担当者の頃には少なかった業務を任されることがあります。求められるのは、難しい英語を使う力だけではありません。業務に必要な情報を聞き取り、自分の考えを相手へ伝える力が評価につながります。昇進を見据えて英語力を伸ばす際の考え方を紹介します。

昇進に英語力が求められる場面

昇進すると、担当する業務だけでなく、チーム全体の進み具合や他部署との調整にも目を配る立場になります。勤務先によっては、海外拠点から届く報告を確認したり、外国人社員へ方針を説明したりする機会も増えます。

英語を使う部署に所属していなくても、取引先の海外進出や組織変更によって、英語が必要になる可能性はあります。資格試験の点数だけを目標にするのではなく、昇進後に担当しそうな仕事で、どのような英語を使うのかを考えておくと、学ぶ内容を絞りやすくなります。

海外メンバーとのやりとり

海外のメンバーと働く場面では、メールへの返信、オンライン会議、進捗確認などで英語を使います。管理する立場になれば、自分の業務について説明するだけでなく、相手の状況を聞き、期限や担当を調整するやりとりも必要です。

短い連絡であっても、何を依頼しているのか、いつまでに必要なのかが伝わらなければ、作業の遅れにつながります。難しい単語を選ぶより、「誰が」「何を」「いつまでに行うのか」を簡潔に示すほうが、業務上の認識をそろえやすくなります。

会話では、聞き取れない部分をそのままにしない姿勢も欠かせません。「もう一度説明してほしい」「自分の理解ではこの内容で合っているか」と確認できれば、英語に自信がない段階でも行き違いを減らせます。

会議や資料で差が出る英語

会議では、話された内容を理解するだけでなく、自分の意見や判断を短く伝える場面があります。昇進後は、部下の報告を補足したり、チームとしての方針を示したりする機会も出てきます。長く話そうとせず、結論と理由を順番に伝える形を身につけておくと対応しやすくなります。

英語の資料を読む際は、すべての文章を日本語へ訳す必要はありません。見出し、数値、結論を先に確認し、自分の判断に関わる箇所を詳しく読みます。資料を作る側になった場合も、文章を詰め込まず、一つのページで伝える内容を絞ると読み手の負担を減らせます。

会議で要点をつかみ、必要な発言ができることは、単語や文法の知識とは別の力です。普段の業務報告を英語で短く言い直す練習から始めると、仕事の内容と英語を結び付けられます。

仕事で見られやすい英語力

仕事で使う英語力は、一つの点数だけでは測りにくいものです。読むことはできても会議で発言しにくい人もいれば、会話は進められても英文資料の作成に時間がかかる人もいます。自分の得意な部分と、業務で困っている部分を分けて確認してみましょう。

昇進に必要な基準は会社や職種によって異なります。社内の評価項目や過去の昇進例を確認し、資格試験の点数が求められるのか、海外業務の経験が見られるのかを把握しておくと、準備の方向を決めやすくなります。

伝える力と聞く力を分けて考える

英語で伝える力には、会議で発言する、メールを書く、資料を説明するといった複数の要素があります。聞く力にも、相手の話を大まかに理解する力と、期限や数値などの細かな情報を正確につかむ力があります。

会議で内容は理解できるものの発言できない場合は、聞く練習を増やすより、意見を短くまとめて口に出す練習が必要です。自分の意見を話せても相手の質問に答えられない場合は、質問でよく使われる表現を聞き取る練習へ時間を回します。

英語が苦手という一言で片付けず、どの場面で止まるのかを確かめると、必要な学習が見えてきます。過去に困ったメールや会議を思い出し、そのときに足りなかった力を書き出してみてください。

完璧さより業務で使えるかを見る

仕事で英語を使うとき、文法や発音を一度も間違えないことだけが評価されるわけではありません。多少言い直しても、必要な情報を伝え、相手と認識を合わせられれば業務は進みます。

正しい英文を考えることに時間をかけすぎると、会議で発言する機会を逃したり、メールの返信が遅れたりすることがあります。よく使う依頼、確認、報告の表現をあらかじめ用意し、必要な単語だけを入れ替えられる形にしておくと対応しやすくなります。

間違いを気にせず話せばよいという意味ではありません。相手に誤解を与えそうな表現や、業務上の条件に関わる部分は確認が必要です。伝わったかどうかを確かめ、間違えた表現を後から直す流れを作りましょう。

昇進を見据えた学び方

昇進のために英語を学ぼうとすると、ビジネス英語の教材を最初からすべて終わらせようとしがちです。実際の仕事と離れた内容ばかりでは、覚えた表現を使う場面がなく、学習の優先順位も分かりにくくなります。

現在の業務で使っているメール、会議、報告資料などを見直し、英語になったときに困りそうなものから練習してください。学んだ表現をすぐ仕事へ置き換えられるため、身についたかどうかも確認しやすくなります。

今の仕事に近い英語から始める

営業職なら商品説明や価格交渉、管理職候補なら進捗確認や指示、技術職なら仕様や不具合の説明など、職種によって使う英語は異なります。自分が日本語でよく話している内容を英語にすると、優先して覚える単語や表現が見つかります。

毎週行う報告を英語で一分間話す、頻繁に送るメールを英語で書き直すなど、実務に近い課題を一つ決めてください。練習後は、伝えにくかった箇所や調べた単語を残し、次回も同じ表現を使います。

将来の役職だけを想定するのではなく、今の仕事を英語で行う練習から始めると、無理なく準備を進められます。上司が担当している会議や報告の内容にも目を向け、昇進後に必要になりそうな表現を少しずつ加えていきましょう。

まとめ

昇進後は、海外メンバーとの連絡、英語会議での発言、資料の確認など、英語を使う業務が増える場合があります。資格試験の点数だけで判断せず、伝える力と聞く力を分け、自分が仕事のどこで困るのかを確認してください。完璧な英語を目指すより、依頼や報告を正しく伝え、相手と認識をそろえられる状態を目指します。

学習は、現在の仕事内容に近い英語から始めると続けやすくなります。英語会議や部下への指示を想定し、人を相手に受け答えを練習したい場合は、もう一つの選択肢として英会話スクールを取り入れる方法もあります。自習と会話練習を組み合わせ、昇進後の業務で使える英語を整えていきましょう。

グローバル化が進み、ビジネスマンは新たなスキル習得は必須の時代になってきました。
しかし、特に仕事に追われがちで多忙な現代人にとって、その難易度は年々増してきています。
このサイトでは、ビジネスマンでも通いやすい英会話スクールを紹介しています。

詳しくはコチラ